洲本市が、兵庫県日本ロシア協会から脱退したことが明らかになりました。
相互協力に力を入れていたが…
洲本市は、国際交流団体「兵庫県日本ロシア協会」から脱会した、と明らかにしました。
洲本市は、江戸時代の豪商高田屋嘉兵衛（１７６９～１８２７年）ゆかりの地。嘉兵衛がロシアとの軍事衝突の回避に尽くした功績にならい、相互交流に力を入れてきたが、脱会でウクライナ侵攻への抗議の意思を示すとしました。
高田屋嘉兵衛は旧五色町（現洲本市）出身で、北海道と上方を結ぶ北前船交易で活躍。幕府とロシアの間で起きた外交摩擦「ゴローニン事件」でロシア側に拘束されましたが、信頼関係を築いて和解につなげました。
旧五色町は２００１年、サンクトペテルブルク市クロンシュタット区と姉妹都市提携を締結。合併で洲本市となってからも、青年訪問団が互いに行き来するなど交流を重ねてきたが、侵攻後は連絡していないという。
また、今年８月の「高田屋嘉兵衛まつり」では、在大阪ロシア総領事館関係者の招待を見送っています。
ウクライナ侵攻への抗議
洲本市の上崎勝規市長は「侵攻に正当性はなく、今は友好を深めるという状況ではない。姉妹都市提携の解除までは考えていない」と話しています。
兵庫県日本ロシア協会の会員は現在、個人や団体約７０組。自治体は兵庫県と神戸、洲本、豊岡各市が加わり、年数回の集会などを開いています。協会は「（脱会は）仕方ない。侵攻が終わり、状況が改善したらまた加入してほしい」とのことでした。
日本でも身近ないたるところで影響がありますね。早く平和が戻りますように！
↓全市民に一万円は実現したらうれしい！
↓医療現場のひっ迫が心配です
