淡路島在住の漁師さんが語る、急激に減っていくイカナゴの漁獲量。そこには重大な問題が絡んでいました……。
イカナゴの魅力
重苦しい話は後回しにしておき、とりあえず脳みそが喜びそうな話題を軽率に提供していきます。
切り開かず塩焼きにして、もしゃもしゃ食うのが定番でしょう。頭から丸ごとかぶりついてもおいしそうですね。
すっぱいレモンを数滴たらして醤油をしみ込ませた大根おろしをのせてかぶりつく。じゅわりと口の中に広がる旨味、大根おろしで口の中の油を洗い流し、さっぱりとした後味に。
素晴らしきかな塩焼き! うまうま。
くぎ煮っていうらしいですね、これ。イカナゴのくぎ煮(言いづらい)。
ほっこり温かく、ふんわり柔らかい。旨味バーストで口内を攻撃してくれます。内臓もしっかりうまい。いやー、私としては塩焼きのほうが好みなんですけども、こちらもなかなか楽しませてくれるじゃないですか。
ぜひお試しあれ。
淡路島の漁師結託。海の再生目指す
ようやくメインです。タイトル詐欺じゃないです(それはおいといて)。
どうやら淡路島の海のイカナゴさん。三年前から漁獲量が激減、前年比で半分以下にまで落ち込んでいるようです。専門機関が調査を行ったところ、プランクトンなどの栄養源がなくなっているとのこと。生き過ぎた水質改善のほかには、温暖化にも原因があるとの見方を示していました。
そのため、休漁や禁漁などを積極的に行うようになりました。栄養豊富な池の水を海に流したり、海底に眠っている栄養を掘り起こす活動もしているようです。
海を戻すには途方もなく長い時間がかかりそうですが、どうにかなってほしいものです。淡路島の方々もきっとイカナゴの味に飢えている。こういった地道な取り組みが実を結ぶのは、途方もなく長い年月がかかりそうですが、いつか、再び漁師さん方が余裕を持ってお仕事ができるようになればと願います。
こちらの記事は、これまでの海の水質改善による弊害がまとめられています。
海の汚染をどうにかすれば、今度は綺麗になりすぎて栄養不足。今度はどうにか、ちょうどいいところで止められるといいですね。
淡路島と言えば「うずしおクルーズ」が有名。予約キャンセルしてしまった人はこの記事をどうぞ……
淡路島で働いてみたい方はどうぞ……。